高血圧の薬
こんにちは!
薬をやめた薬剤師の川上です。
日本では、医療費が40兆円を越え、そのうち薬剤費は約10兆円!!
ということを以前に書きました。
いろいろな薬が巷に氾濫しています。
もちろん、薬の恩恵を受けているのは事実ですが、
本当に薬が必要なのか?と疑わざるを得ない場合もあります。
今回は、高血圧の薬について書きます。
高血圧の薬は、血圧を下げるので「降圧薬」と呼びます。
降圧薬は、いろいろなタイプがあります。
血圧を下げるためのメカニズムの違いから、カルシウムブロッカー、
ベッターブロッカー、アンジオテンシンⅡ受容体ブロッカー、
アンジオテンシン変換酵素阻害剤、利尿剤・・・・・、などなど。
一つの降圧薬で効きめが悪いと、違うタイプの降圧薬を加えたりします。
そして、気がついたら、数種類の降圧薬を飲んでいることもあるでしょう。
以前、私は3種類の降圧薬を飲んでいました。
血圧は、血液が血管を流れる時に血管の壁にかかる圧力のことで、
この圧力が高くなるのが高血圧です。
血液を全身に循環させるために、心臓がポンプのように
収縮と拡張を繰り返しています。
収縮期血圧を最高血圧、すなわち「上の血圧」、
拡張期血圧を最低血圧、すなわち「下の血圧」と呼びます。
2014年の日本循環器病学会の高血圧治療ガイドランでは、
若年者・中年者は、140 / 90mmHg以下を降圧目標と定め、
以前の130 / 85mmHgよりも基準が緩くなりました。
また、日本人間ドッグ学会では、147 / 94mmHgまでは
「正常」とすると報告をだしています。
本当のところは、どう何でしょうかねぇ?
基準が厳しいと、高血圧と診断され、降圧薬を処方される人が
増えることになります。
製薬会社にとっては、美味しいと言えます・・・。
血圧が高いと、心臓や脳血管などの疾患に繋がる可能性が
あります。
でも、降圧薬には血圧を下げる効果があっても、
心臓や脳血管のダメージを抑えるかどうかは、
はっきりしない場合も少なくありません。
降圧薬が発売してから、臨床研究などで調査をすることが多いの
ですが、この臨床研究には・・・、実は、課題があります。
臨床研究の話しは、またいつか書きます。
血圧は、ストレスによって大きく変動します。
薬に頼らずに、ストレスを減らすことが大事とも言えます。
ところで、ファスティングをすると、収縮期の血圧はかなり下がり、
拡張期の血圧も下がる傾向になります。
私は、6回目のファスティングの後は、一切薬を飲んでいません。
ファスティングには、大きな可能性があると思っています。
では、また!
薬をやめた薬剤師
川上 修一