8月, 2016年
魅惑の「酵素」
こんにちは!
薬をやめた薬剤師の川上です。
暑い日が続く日々です。この暑い時期にファスティングがいいですよ!
先週、ファスティングを行い、外は35度ぐらいの炎天下なのですが、
身体が軽く、爽やかな気分を味わっています。
先日、「酵素って何ですか?」と質問を受けました。
広辞苑では、
「生体内で営まれる化学反応に触媒として作用する高分子物質。
生体内で物質代謝に関与する。(以下略)」と記載があります。
生体内での化学反応の仲介をするものです。
当協会代表の中村先生は、セミナーでは、酵素を大工さんに例えます。
家を建てる時には、木材や釘などの材料が必要です。
この材料が栄養素で、大工さんが酵素となります。
特に、体内にある酵素を体内酵素と呼び、体内酵素は消化酵素と代謝酵素
に分けることができます。
代謝酵素は生命活動を維持するために必要な酵素で、消化酵素は食べ物を
消化するための酵素です。
米国のエドワード・ハウエル博士は、酵素栄養学の礎をつくりましたが、
生の野菜、肉などを加熱せずに食べることによって食物酵素を摂ることになり、
体内の消化酵素の負担を軽減するなどの結果、健康を維持することができると
説きました。ローフードは、この食物酵素の力を生かした食事のことです。
前々回に「酵素ドリンク」のお話しをしました。
いわゆる酵素ドリンクや酵素の食品は、発酵食品です。
発酵食品は善玉菌のエサになります。一方、化学合成添加物などは悪玉菌のエサです。
腸内には1000兆個以上の細菌がいますが、腸内細菌のバランスを整えることによって
免疫機能を上げることができます。
また、酵素ドリンク、酵素の食品の中に含まれている栄養素、食物酵素によって、
美容と健康の維持が期待できます。
日本の酵素栄養学の第一人者の鶴見隆史先生らは、消化酵素と代謝酵素のバランスが
重要だと説きます。消化酵素の無駄使いをなくすと、生命活動を維持するために
必要な代謝酵素にまわすことができると言っています。
日々の食事では、消化酵素が使われます。暴飲暴食したり、消化に悪いものを食べたり
すると消化酵素をたくさん使い、代謝酵素の分が減ります。
ファスティングでは、消化酵素の無駄使いをなくし、代謝酵素にまわすことができます。
真夏のファスティング、試してみませんか!
薬をやめた薬剤師
川上 修一